迷い悩みつ前にゆこう

すでに四十だというのに若いころと変わらず、ささいなことで悩んだり焦ったり落ち込んだりイラついたりして生きています。友達にあることないこと話す機会もなくて、というか、友達に会う機会もほとんどなくなって孤独です。孤独は嫌いではないので気になりません。いや、本音はちょっと寂しい・・・ 気が向けば書くという頻度で日記を綴っています

2013年06月

鈴虫がやってきた!

先週の話

息子を後ろに乗せて自転車でスーパーに行ったついでに
いつも行くお米屋さんに寄ろうとしました。

すると玄関の前に「鈴虫 ご自由にどうぞ」という 貼り紙が目に入りました。

よく見るとその紙の前にはネットをかぶせた小さめの容器がいくつも積んでありました。

 私も息子も虫が嫌いなのでお米だけいただいて帰ろうと思っていたのですが、
お米屋さんの奥さんやらおばあさんやらがしきりと鈴虫を勧めてくれるので一応息子に聞いてみると

「飼う」

とひと言。

ゲッ!と内心は思いましたが、虫嫌いの息子が珍しく興味を持ったようなのでありがたく頂戴して帰りました。

2Lのペットボトルの下の部分を20cmほど切り取ったその容器には、よ~く見ると小さな小さな白いヒゲが動いていました。驚いたのはその中に20~30匹の幼虫がいるというのです。ネット越しなので見えにくいのか、あまりに小さすぎるのか、私たちの目には5匹くらいしか見えませんでした。

とりあえず、少しの土ときゅうりの切れ端と葉っぱと小枝が入っていたのですぐにどうこうということはないだろうと玄関の外に置いておくことに。

その日は私も息子も鈴虫のことなど意識の外でした。

翌日、大雨になりました。

風も強くて傘をさす意味がないくらいに濡れました。

ふと玄関を見ると、鈴虫の容器が横殴りの雨で濡れているではありませんか!!

もしかしてヤバイ?

母に言うと、鈴虫は霧吹きで水をかけるくらいやから大丈夫やろ? という返事。

あ~、そうか、良かった~

とまあ、そんなことも知らないわけで、これはいかんとパソコンで調べはじめました。

「鈴虫の飼い方」

とても飼いやすい上、鳴き声が楽しめるのでおすすめですよ、みたいなことがあちこちで書いてありました。

卵のことから、幼虫、成虫のことまでいろいろと。

写真つきで。

私は本当に虫が嫌いなんです。

パソコンの画面に出てくる写真やらイラストを見ているうちに気分が悪くなってしまいました。


しかし、彼らだか彼女らだかわかりませんが、あの赤ちゃんたちは生きているわけで、ちゃんと世話をしないと死んでしまうかもしれないので、必要最低限の情報を得るようにしました。


なるほど…脱皮を繰り返して成虫になるのか。

脱皮しやすいように足場が必要なのか。

きゅうりなどは腐るので2日に一度は新しいものに交換しなければならないのか。

たんぱく質も必要なので削り節もおいておくといいのか。


よし、とりあえず、適当な容器に足場をセッティングして幼虫たちを移動させたほうがいいんだな。


私は決意して作業に取り掛かりました。
環境はすぐに整いました。
あとは彼らを移動させるわけですが、手で触ってはいけないらしくて(もちろん触ることは遠慮したい)紙きれとかに上らせて移動先で払い落とすと書いてありました。

お米屋さんからもらってきて以来初めてじっくりと容器の中を見ました。
かぶせてあったネットもはずして。

いるわ、いるわ、黒くて小さい虫がいっぱいいました。
ヒゲが白いところを除けば、大嫌いなゴキブリの子にしか見えません

見れば見るほど気持ち悪いわけですが、他に誰もやってくれないので仕方ありません。
小枝やら葉っぱやらにくっついているものから移動をはじめました。
あとは割り箸で逃げ回るのを何とか上らせてすべて移動が終わるまでにえらい時間がかかりました。
精神的にもぐったりだったのは言うまでもありません。

こうして少し広い容器に引っ越して新居での生活が始まりました。

少し広いとはいえ、このまま成虫になっては息もできないほどのスペースになるので、息子とホームセンターへ飼育セットを買いに行くことにしました。


ただ一人、鈴虫の飼育を歓迎してくれる人がいました。
95歳のおばあちゃんです。
成長を楽しみにしているようなのです。

ま、私も動物のお医者さんになりたかったくらいなので、生き物を世話するのは嫌いじゃありません。
虫を飼うのは幼少時代以来のことで、少し不安ですがなんとかいい声が聴けるようにがんばりたいと思います。

 

待望の雨だけど…

梅雨とは名ばかりの真夏日が続いて、毎日畑の野菜を心配していました。

雨嫌いの私もさすがに雨乞いをする気持ちで天気予報をチェックする毎日。


雨、きたーっ!!




こりゃ降りすぎ…


梅雨の雨じゃなくて本格的な大雨


二日目になると今度は雨が多すぎて畑が心配です。

勝手なもんですが…


畑の野菜たちはというと、順調に育っているものもあれば、やや困った状況にあるものもありまして、ま、初めての挑戦ですからすべてがうまくいくわけがないわなぁと自分を慰めつつも、改善策を調べたり、畑で野菜とにらめっこしたりしています。

一番順調であっという間に収穫できたのがきゅうり。
ツルもぐんぐん伸びて大した病気もなく一人前の実をつけてくれました!
image


毎日こんな実が4~5本穫れていましたが、ペースダウン! 最初に飛ばしすぎたかな。
夏になる頃には終わってるかも…と心配です。

なすびと万願寺とうがらしはぼちぼちできてきています。
夏の大本命ゴーヤーはまだまだツル拡大中です。
ミニトマトは青い実がたくさんついています。

心配なのは大玉のトマト。そう、桃太郎です。
せっかく実が大きくなりだしたんだけど、お尻の部分が黒くなってる実がいくつか出ていて、どうやら病気みたいです。
なんとか対処できるかやってみようと思いますが、雨がやまないとできません。

トマトって難しいんだと思っていましたが、やっぱり難しいですね。

農家の人ってすごいなぁと毎日犬の散歩しながらプロの畑を観察しています。

さて、雨が小降りのうちに朝の散歩に行きますか!

盲目のスズメ ―その後―

あの子スズメは生きているかな…

目の見えないスズメのその後です。

あれからもスズメの目が見えた様子はなく、うちの敷地内をうろうろしていました。

夏のように暑い毎日で体力面を心配していましたが、親スズメが辛抱強く面倒を見にきており、時々はエサを与えていました。

親は「さあ、一緒に飛ぶのよ! こうやって! さあ、ついていらっしゃい!!」

とでも言っているかのように、何度も何度も子スズメのそばへ来ては空へ舞い上がりました。

しかし、悲しいかな、目の見えない子スズメはあらぬ方向に顔を向けたまま何の反応もしません。

それでも親はあきらめませんでした。

電線にとまって子スズメを見守り、人間が近づくと鳴き声で知らせているようでした。

親が見離さないことに感動しました。

人間より立派だな、なんて…



うちは仕事柄、敷地内を車が行き来します。

それに轢かれなければ、このまま生きていけるかもしれないと思いました。

しかし、子スズメは見えないけれど、日に日に飛ぶのが上手になっていました。
隣の家の木まで飛んだり、弟の家のベランダまで飛んだり…とだんだん危ない状態になっていました。

うちの真ん前にはひっきりなしに車が走る国道が通っています。

ちょっとしたはずみで国道に出ようものなら即アウトです。

数日観察した結果、この国道の向こう側から親スズメがやってくるようでした。

子スズメも国道のほうへと移動する様子でした。

このままではいつか国道に出てしまうので、向こう側へ連れていくことにしました。

ちょうど畑があったり、林があったりする場所なので、もしかしたらその中に巣があるのかもしれません。

国道からなるべく離れた畑の中に子スズメを置いて帰りました。

親は鳴き声で居場所がわかるので大丈夫でしょう。


その次の日から、あの子の姿は見ていません。

また戻ってきたらどうしよう…なんて考えもありましたが、見かける子スズメは別のスズメでした。

ちゃんと生き延びているだろうか。

毎日気になっています。

盲目のスズメ

都会ではどうかわかりませんが、このあたりは田舎ですからそろそろ子スズメや子ツバメの飛行訓練が始まっています。

悠々と頭上を横切るツバメの姿に見とれながら犬の散歩しています。

鳥に生まれ変わるならツバメがいいな。


うちは職業柄、店の敷地が広くいろいろな動物が迷いこんできたり、遊びにきたりします。

昨日、スズメが妙に騒いでいるなと思って外を見ると、1匹の子スズメが地面に降りたままで飛ばない様子。

その子の周りで大人のスズメが激しく鳴いているのです。

よく見ると…目が見えていない様子…

いや、目が開いていない…

いやいや、まぶたがぴったりと閉じた両目はくぼんでいるのです!

生まれつき目玉がなかった!?

飛行訓練に出たはいいけど、目が見えないことに初めて気づいたのか!?

そこから飛べなくなったようです。

昨日の午後でしたが、親スズメか兄弟スズメか親戚スズメか、とにかく多いときは4~5匹が励ましているのか、呼んでいるのか、指導しているのか、粘り強くその子のそばに戻ってくるのです。日が暮れる間際まで。

細い木の間に隠れたその子は疲れたのか夕方には眠っているようでした。

それでも大人のスズメが上の電線から心配している様子。

私はひと事ながら心配で仕方ありません。
なんなら涙が出そうです。

そのまま夜になって、今朝、結構涼しい朝でしたが、元気なスズメの声が!

夕べの木から少し移動した場所でその子が親を呼んでいました。

そして、近づくと頭上から威嚇する親スズメの声が!

良かった! まだあきらめていなかったのです。

勝手に一晩経ったら親もあきらめるかもしれないと思っていました。

子も力尽きるかもしれないと思っていました。

でもまだ大丈夫そうです。

今日も暑くなってきました。

体力面が心配です。

のども渇いているだろう。
お腹もぺこぺこだろう。
何よりも不安で怖いだろう。

親は熱心に子に何かを伝えています。
でも、子はうまく飛べません!

何もできない私の無力さ!

今日も涙が出ます。

役所の野鳥関係の窓口に問い合わせましたが、予想通り、何もできないからという返答でした。

私に専門の知識があれば…

昔、私が子供の頃に同じように飛べなくなったスズメを保護して安易に飼おうと試みた経験があります。
数日で死なしてしまった苦い記憶。
スズメを飼うことの難しさはよくわかっています。

知らずにいたならすぐに保護してエサを与えようとしたかもしれません。


でも、まだ親スズメが通ってきています。
子スズメも鳴けるぐらいの元気は残っています。
奇跡が起きて巣まで飛んでくれないか、と祈りながら遠巻きで見守っているところです。



 
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