先週の話
息子を後ろに乗せて自転車でスーパーに行ったついでに
いつも行くお米屋さんに寄ろうとしました。
すると玄関の前に「鈴虫 ご自由にどうぞ」という 貼り紙が目に入りました。
よく見るとその紙の前にはネットをかぶせた小さめの容器がいくつも積んでありました。
私も息子も虫が嫌いなのでお米だけいただいて帰ろうと思っていたのですが、
お米屋さんの奥さんやらおばあさんやらがしきりと鈴虫を勧めてくれるので一応息子に聞いてみると
「飼う」
とひと言。
ゲッ!と内心は思いましたが、虫嫌いの息子が珍しく興味を持ったようなのでありがたく頂戴して帰りました。
2Lのペットボトルの下の部分を20cmほど切り取ったその容器には、よ~く見ると小さな小さな白いヒゲが動いていました。驚いたのはその中に20~30匹の幼虫がいるというのです。ネット越しなので見えにくいのか、あまりに小さすぎるのか、私たちの目には5匹くらいしか見えませんでした。
とりあえず、少しの土ときゅうりの切れ端と葉っぱと小枝が入っていたのですぐにどうこうということはないだろうと玄関の外に置いておくことに。
その日は私も息子も鈴虫のことなど意識の外でした。
翌日、大雨になりました。
風も強くて傘をさす意味がないくらいに濡れました。
ふと玄関を見ると、鈴虫の容器が横殴りの雨で濡れているではありませんか!!
もしかしてヤバイ?
母に言うと、鈴虫は霧吹きで水をかけるくらいやから大丈夫やろ? という返事。
あ~、そうか、良かった~
とまあ、そんなことも知らないわけで、これはいかんとパソコンで調べはじめました。
「鈴虫の飼い方」
とても飼いやすい上、鳴き声が楽しめるのでおすすめですよ、みたいなことがあちこちで書いてありました。
卵のことから、幼虫、成虫のことまでいろいろと。
写真つきで。
私は本当に虫が嫌いなんです。
パソコンの画面に出てくる写真やらイラストを見ているうちに気分が悪くなってしまいました。
しかし、彼らだか彼女らだかわかりませんが、あの赤ちゃんたちは生きているわけで、ちゃんと世話をしないと死んでしまうかもしれないので、必要最低限の情報を得るようにしました。
なるほど…脱皮を繰り返して成虫になるのか。
脱皮しやすいように足場が必要なのか。
きゅうりなどは腐るので2日に一度は新しいものに交換しなければならないのか。
たんぱく質も必要なので削り節もおいておくといいのか。
よし、とりあえず、適当な容器に足場をセッティングして幼虫たちを移動させたほうがいいんだな。
私は決意して作業に取り掛かりました。
環境はすぐに整いました。
あとは彼らを移動させるわけですが、手で触ってはいけないらしくて(もちろん触ることは遠慮したい)紙きれとかに上らせて移動先で払い落とすと書いてありました。
お米屋さんからもらってきて以来初めてじっくりと容器の中を見ました。
かぶせてあったネットもはずして。
いるわ、いるわ、黒くて小さい虫がいっぱいいました。
ヒゲが白いところを除けば、大嫌いなゴキブリの子にしか見えません
見れば見るほど気持ち悪いわけですが、他に誰もやってくれないので仕方ありません。
小枝やら葉っぱやらにくっついているものから移動をはじめました。
あとは割り箸で逃げ回るのを何とか上らせてすべて移動が終わるまでにえらい時間がかかりました。
精神的にもぐったりだったのは言うまでもありません。
こうして少し広い容器に引っ越して新居での生活が始まりました。
少し広いとはいえ、このまま成虫になっては息もできないほどのスペースになるので、息子とホームセンターへ飼育セットを買いに行くことにしました。
ただ一人、鈴虫の飼育を歓迎してくれる人がいました。
95歳のおばあちゃんです。
成長を楽しみにしているようなのです。
ま、私も動物のお医者さんになりたかったくらいなので、生き物を世話するのは嫌いじゃありません。
虫を飼うのは幼少時代以来のことで、少し不安ですがなんとかいい声が聴けるようにがんばりたいと思います。
息子を後ろに乗せて自転車でスーパーに行ったついでに
いつも行くお米屋さんに寄ろうとしました。
すると玄関の前に「鈴虫 ご自由にどうぞ」という 貼り紙が目に入りました。
よく見るとその紙の前にはネットをかぶせた小さめの容器がいくつも積んでありました。
私も息子も虫が嫌いなのでお米だけいただいて帰ろうと思っていたのですが、
お米屋さんの奥さんやらおばあさんやらがしきりと鈴虫を勧めてくれるので一応息子に聞いてみると
「飼う」
とひと言。
ゲッ!と内心は思いましたが、虫嫌いの息子が珍しく興味を持ったようなのでありがたく頂戴して帰りました。
2Lのペットボトルの下の部分を20cmほど切り取ったその容器には、よ~く見ると小さな小さな白いヒゲが動いていました。驚いたのはその中に20~30匹の幼虫がいるというのです。ネット越しなので見えにくいのか、あまりに小さすぎるのか、私たちの目には5匹くらいしか見えませんでした。
とりあえず、少しの土ときゅうりの切れ端と葉っぱと小枝が入っていたのですぐにどうこうということはないだろうと玄関の外に置いておくことに。
その日は私も息子も鈴虫のことなど意識の外でした。
翌日、大雨になりました。
風も強くて傘をさす意味がないくらいに濡れました。
ふと玄関を見ると、鈴虫の容器が横殴りの雨で濡れているではありませんか!!
もしかしてヤバイ?
母に言うと、鈴虫は霧吹きで水をかけるくらいやから大丈夫やろ? という返事。
あ~、そうか、良かった~
とまあ、そんなことも知らないわけで、これはいかんとパソコンで調べはじめました。
「鈴虫の飼い方」
とても飼いやすい上、鳴き声が楽しめるのでおすすめですよ、みたいなことがあちこちで書いてありました。
卵のことから、幼虫、成虫のことまでいろいろと。
写真つきで。
私は本当に虫が嫌いなんです。
パソコンの画面に出てくる写真やらイラストを見ているうちに気分が悪くなってしまいました。
しかし、彼らだか彼女らだかわかりませんが、あの赤ちゃんたちは生きているわけで、ちゃんと世話をしないと死んでしまうかもしれないので、必要最低限の情報を得るようにしました。
なるほど…脱皮を繰り返して成虫になるのか。
脱皮しやすいように足場が必要なのか。
きゅうりなどは腐るので2日に一度は新しいものに交換しなければならないのか。
たんぱく質も必要なので削り節もおいておくといいのか。
よし、とりあえず、適当な容器に足場をセッティングして幼虫たちを移動させたほうがいいんだな。
私は決意して作業に取り掛かりました。
環境はすぐに整いました。
あとは彼らを移動させるわけですが、手で触ってはいけないらしくて(もちろん触ることは遠慮したい)紙きれとかに上らせて移動先で払い落とすと書いてありました。
お米屋さんからもらってきて以来初めてじっくりと容器の中を見ました。
かぶせてあったネットもはずして。
いるわ、いるわ、黒くて小さい虫がいっぱいいました。
ヒゲが白いところを除けば、大嫌いなゴキブリの子にしか見えません
見れば見るほど気持ち悪いわけですが、他に誰もやってくれないので仕方ありません。
小枝やら葉っぱやらにくっついているものから移動をはじめました。
あとは割り箸で逃げ回るのを何とか上らせてすべて移動が終わるまでにえらい時間がかかりました。
精神的にもぐったりだったのは言うまでもありません。
こうして少し広い容器に引っ越して新居での生活が始まりました。
少し広いとはいえ、このまま成虫になっては息もできないほどのスペースになるので、息子とホームセンターへ飼育セットを買いに行くことにしました。
ただ一人、鈴虫の飼育を歓迎してくれる人がいました。
95歳のおばあちゃんです。
成長を楽しみにしているようなのです。
ま、私も動物のお医者さんになりたかったくらいなので、生き物を世話するのは嫌いじゃありません。
虫を飼うのは幼少時代以来のことで、少し不安ですがなんとかいい声が聴けるようにがんばりたいと思います。